自動車教習所・自動車学校ってどんなところ?

「えっ、今さらナニ言ってんの!? 運転免許を取るところに決まってるじゃん! 」って人もいるかもしれませんが、『自動車教習所の役割』『自動車学校でできること』について正しく理解している自信はありますか〜!

日本では、毎年約150万人もの人が運転免許を取得、そのほとんどの方が教習所を利用されています。全国にその数、1,400校以上あると言われています。

ひとことで教習所といっても種類があり、 目的によってそれぞれ効果的な利用法があるんですね。免許を取る、ということは人生でそう何度もあることではなく、ひとつの節目ともいえる大きなチャレンジです。「家から近い」「安い!」「なんとなく(?)」なんて理由だけではなく、希望と目的にそった自動車教習所をしっかり選んでくださいね(^-^)/

教習所にも種類がある?

自動車教習所には、このようにいろんな教習所の名称がありますが、本質的な違いはありません。

「○○自動車教習所」の看板の前に、「公認」とか「非公認」とかってひかえめに書いてあることがあるんですが、見たことある人〜!
「そんなの何か関係あるの?」「アイドルのファンクラブじゃないんだからさ〜」なんて思ってる人、この違いはけっこう大きいんですよ。

全国の自動車教習所は、いわゆる公認校と非公認校の2つに分類されています。

公安委員会の指定を受けたという意味で【指定校】と【指定外校】という言い方もしますが、コチラも同様の意味です。
「教習所だったらドコでも一緒でしょ?」なんてよく調べずに入校してしまったら、こんなはずじゃなかった…と、あとからちょっぴり後悔することになっちゃうかも。後悔しないために、よく調べて自分の希望にそった教習所を選んでね☆

自分の通っている教習所が認可を受けている・受けていない、ということが、教習内容に何か関係あるんでしょうか? まず、『第一段階を終えたところ』を想定してシミュレーションしてみましょう!

『第一段階を終えたところ』 公認校(指定校)

さあ、第一段階を終えていよいよ修了検定(仮免許取得)です♪ ドキドキしますね〜。教官を助手席に乗せて、教習所内のコースや一般の道路を走行する検定です。検定を受けて合格できるかどうか心配、という人も大丈夫。実際に検定を受けてみる前に、「検定を受けてみても大丈夫」とか「あなたはもうちょっと練習した方が…」とか、教官がだいたいの実力を見きわめてくれるので(まさに“みきわめ”と呼ばれる効果測定ですね)、ひとつの目安にできますよ。
万一、不合格になってしまっても、教官から「次回は必ず合格できるように」ていねいなアドバイスを受けられるのでちょっとは安心…かも?

仮免許を取得して、第二段階も無事に終わったら卒業検定。これに合格すると卒業証明書が交付され、晴れて卒業となります♪

もうおわかりだと思いますが、公認校では修了検定・卒業検定とも、教習所で受けることになります。よく知っている場内コース、よく知っている教官が試験官をつとめてくれることも多く、リラックスして検定が受けられるのではないでしょうか? 試験はなんでも、リラックスすることが一番ですからね!

この後は、ご自分の住民票に記載されている住所を管轄している免許試験場に行き、学科試験を受けて合格すれば免許証が交付されます。

公認校は公安委員会によって教習内容や規定時間が定められているため、全国どこでもカリキュラムは一律です(※カリキュラムが一緒でも、各学校によって教習料金やプラン内容などは異なります。)だから、たとえば途中で引越しなどのため教習所に通えなくなっても、新しい地域の教習所に転校することが可能。転勤族にはありがたいですね

『第一段階を終えたところ』 非公認校(指定外校)

第1段階が終わり、「さて次は仮免許試験だ!この教習所の教官はみんな優しいから、きっと検定もていねいに見てくれるだろうな♪」と期待している方…。すみませんが教習所ではなく、ご自分の住民票に記載されている住所を管轄している免許試験場で仮免許試験を受けてきてください。

「ええーっ 教習所でやってくれないの?」

そうです。それが非公認校です。仮免許試験だけではなく、もちろん技能試験(公認校の卒業検定にあたります)も、免許試験場で受けることになります。いつもの教官ではなく、「しっかり安全確認もできないのに免許を取ろうなんてヤツぁいねーかっ!?」と厳しくチェックしてくれる、警察官が試験官となります…。(※セリフはもちろん創作です)

非認公認校では、試験はすべて免許試験場で取る必要があります。もちろん教習所・試験場ともに合格の判断基準は同じなのですが、助手席に見知らぬキビシそうな試験官(?)を乗せて試験を受ける方が、どうしてもプレッシャーはかかってしまうかも…。

非公認校の特色は、「公安委員会によるカリキュラムの規制がないこと」です。なので、必ずしも段階を踏んだ教習すべてを行う必要はなく、仮に短期間でものすごく運転技能が発達した教習生がいたとしたら、教習を大幅短縮することも可能なんです。苦手なところだけ繰り返して教習を受けることもできるし、「1時限いくら」という形で好きな時間だけ教習を受けることもできます。運転に自信があって、とにかく早く、安く取りたい! という人には向いているのでは?

ただし「規制がない」ということが裏目に出て、大切な知識を取りこぼしたり、免許試験場でなかなか合格できなかったり…という可能性もあることをよく考えて選んでくださいね。

教習所の違いってどんなところ?

「え〜、教習所ってどこでも一緒じゃないのー」と思ってるみなさん!!
教習所ってどこか『横並びなイメージ』を持たれやすいんですが、じつは教習所によっていろいろ違いもあるんですよ。
ここで少し整理してみます。

運転免許取得プラン

すべての教習所が、すべての車種を取扱っているわけではありません。『普通車』『普通二輪車』などは、取扱っている教習所が多いです。しかし、そのほかの車種については、取扱っていないところも。特に、最近教習所で取れるようになった『大型二種』『普通二種』などの車種は、要確認です。

通学だけでなく、合宿教習プランを提供している教習所も全国で約200校ほどあるといわれています。
(インターネットなどで調べると、よく出てくる教習所はその中で約50校ほど)

合宿免許に関しては合宿免許プランのページを、通学免許に関しては通学免許プランのページをご覧ください。

同じ車種の運転免許を取る場合でも、料金などが同じとは限りません。教習所によって、卒業できるまでの期間や料金にも違いがあります。慎重に教習所を選んでください。

教習システム

近年、技能教習の予約などをパソコンや携帯電話で行う『予約システム』を採用している教習所もあります。忙しくてわざわざ予約を取りに行くのはメンドくさいという人は予約システムが完備しているところがいいですよね♪

技能教習の指導員を指名できる教習所もあります。また、担当制といって卒業するまで一人の指導員で行っているところも。特に運転に自信がない方には、この担当制はうれしいですね。

その他各種施設、サービス

お子さんがいる主婦の方なんかは託児所のあるところが便利ですよね♪合宿受け入れの教習所では「こしひかり2kg宅配!」など、その地方の名物をプレゼントしてくれるところも。

どんなサービスが必要かは、人によって違うもの。自分の希望に沿ったサービスを行っている教習所が見つかるといいですね!

運転免許取得以外に教習所でできることって?

もちろん免許を取るための教習を受けること! ですよね。新規の免許教習以外にも、いろいろな運転にまつわる講習が行われているんですよ!

  • 運転に自信のない方向け(ペーパードライバー)講習
  • 高齢者講習
  • 企業(仕事)で運転する人向けの講習
  • 悪路・悪天候での安全運転をめざす講習

…などなど、必要と目的に合わせていろいろな講習があるんですね〜。もちろん各教習所によって、扱っている内容は異なります。よく「オートマ車ばっかり運転してたから、マニュアル車の運転を忘れちゃった」という方がいらっしゃるようです。7月〜9月、2月〜3月の期間は新規取得の人たちで混み合うことが多いので、なるべくこの時期を避けて申し込んだ方がスムーズに受けられるようですよ。

最終更新日:2005年2月24日

 


0120-816-489

  1. オンラインの場合...
    各自動車教習所の詳細ページより、お問い合わせ、資料請求ください。
    なお既にご希望の教習プランがお決まりの場合は、教習プランの詳細ページよりお申し込みください。
  2. お電話の場合...
    運転免許&教習所ガイド直営の運転免許センターまでご連絡ください。
    定休日:土・日・祝日
    営業時間:平日10:00〜18:00
    ※ご連絡の際、必ずベネフィット・ステーションの会員である旨をお伝えください。